日本人の魂!「刻」誕生秘話!!






自分が日本人であることを感じる事ってありますか?

10人並の私は、サッカーの代表戦の時と
野球WBCの時。そしてオリンピックの時ぐらい。

その時ばかりはTVの前で胸に手を当て
国歌斉唱しちゃうぐらい気合が入ります。

これが現代の日本人像であると勝手に決めておりますが…?

ところで、大須の街にいると非常に多くの
外国人の方とお会いしますし、ウチの店にも
結構たくさんご来店いただいてありがたい限りです。

ただ、時々どうしても気になる漢字Tシャツを着て
歩いていらっしゃる外国人の皆さんを見て
時には微笑ましく、時には爆笑したりしているのは
ボクだけではないはず!!

気になりますよね?

ユニークTシャツネタとして印象深いのは(実話)…
『寺』…てら?
『岩男』…いわお? いわおとこ?
『魚群』…相当パチンコ好き?

こんな言葉が入ったTシャツを着せられている
外国人の方が気の毒になるし、一体どこで買ったねん?
と、お聞きしたくなりますね。

それでも外国人の方は、相当漢字に魅力を感じているんですよね?

それとは別ですが、
「日本といえば着物」
と、誰もが思っている(思ってません?)常識を
我々の世界に導入できないだろうか?
せっかくの素晴らしい日本の文化を何とか時計で
表現できないだろうか?
腕時計で世界中の方に正しく日本を認識
いただくことはできないだろうか?

そして日本人の方にもインパクトを与えたいという気持ちから、
一生懸命に頭を捻って1つの時計を作り上げたんです!!

スタッフ一同のそんな気持ちを集約し、
構想1年…

そしてあっという間に時は流れ今年2月。
出来上がったのがこの「着物ウォッチ」。

ブランド名は『刻 KIZAMI』

ベルトのパーツ1つ1つに着物生地を巻き、
時計の文字盤に同じく着物生地を貼り付けて
これぞ和風!!
という味を表現しました。

デザインが固まり、よっしゃ!あとは製造ラインを
押さえるだけだ!!
と、思ったのもつかの間…
1人のスタッフが何気にこう言いました…

『日本の魂を中国で作るんすか?』

何の悪気もなかったと思うのですが、聞いてみれば
まったくあなたの仰るとおり。

製造コストのことを考えると、日本製は中国製よりも
爆発的に高いのですが、次の瞬間
この時計は『MADE IN JAPAN』で行きます!!

そう決定されたのです。

しかし、とにかく製造には手間のかかる時計である事は
手に取っていただければ一目瞭然。

そしてムーブメントも日本製の超自信作ができました。

ずばり!!
TOKIAオリジナル
和風着物ウォッチ
『刻』全12種類はこうして誕生したのです。

無名のオリジナル時計ではあるものの、
季節ごとの着物柄があり、お客様達からの評判は上々で
売り上げも遥かに我々の想像を超えており満足感いっぱいです。


外国人のお客様がご来店になり
『刻』の棚の前で何やら話していらっしゃるのを
遠巻きに見ながら、

きっとあの人たちは『刻』を見て

「オゥ!!ワンダホ~!!」
「ワァオ!!ビュ~ティホ~!!」

とか言ってるんだぜ!!

自分の国に持って帰って売りたいから
「1000本くれ!!」
とか言ってくるに違いない。

こんな夢を見ながら毎日この『刻』を眺めています。


でも実は、予想外なのは日本人のお客様達。
ご購入頂いた方々の多くはカップルでの
ペア購入なんです。

夏の風物詩の花火大会に2人して出かけ、
仲良く寄り添い歩く涼しげな浴衣姿の2人の腕には
さりげなく『刻』。

こんなシチュエーションなんでしょうね~!!!

女性だけでなく、男性にも着けていただけるなんて最高!!

来週は七夕。

この時計をたくさんの方が買ってくれますように…